プロフィールに代えて その2
ミュージカルについて書きます。
小学2年から高校1年くらいまで、
年によっては東京公演のときもあったんですが、
そうでないときには、
春休みと夏休みは、毎年1~2週間の公演旅行に行ってました。
童話作家の先生が脚本。音楽学校の校長先生が作曲と演出。
出演者は、子ども(小学生~高校生)20人くらいと大人5人くらい。
母と子のためのミュージカルというシリーズで、
「小鳥になったライオン」
「らくだい天使ペンキィ」
の2作
当時は子どものためのミュージカルと言っても、アニーもなく、ライオンキングもなく、
劇団四季が多少手掛けてたくらいでした。
そういえば、小学生高学年の頃、全校あげて、
劇団四季の「モモと時間泥簿」観に行きましたっけ。
この公演旅行というのがね。
春休みは1週間、毎日、埼玉県あたりの違う会場に日帰りで通って、1会場2回公演。
夏休みは2週間、泊まりで移動しながら、毎日違う会場で、2回公演をするというもので。
和歌山あたりとか、四国とか行きました。
もちろん、親たちはついてこないです。
たまに、宿などは別で、観光がてら公演を観に来てくれたりはしましたけど。
まず、ある場所まで新幹線で行って宿をとり、明くる朝荷物をまとめてバスに乗り、
近くのホールに行って、そこで2回公演。
終わったらまたバスに乗って、1時間くらいかけて次の場所へ移動。
宿に泊まって、明くる朝荷物をまとめてバスに乗り、近くのホールで2回公演。
終わったらまた移動。
これを繰り返すわけで。
まるで旅芸人の一座のようじゃないですか?
ほぼ9年くらい、こんな生活をしていて。
もちろん、春・夏休みだけですが、でも公演前数ヵ月間の土日はずっと稽古。
これは…
いま思うと、かなり特殊な経験かと思うんですが、
そのことに気づいたのは、20代半ばになってからです。
それまでは全然普通のことだと思ってた。
そしてさらに、この経験がわたしの人生に、計り知れない影響を与えていることに気づいたのは、
30代の終わりに、いま身を置いてる世界に入ってからのことです。
その3に続く